ロシアによるウクライナ侵攻、世界的な移民排斥運動、権威主義的国家の台頭、トランプ2.0、そして民主主義制度基盤の崩壊……。「なぜ世界はここまで急に揺らぎはじめたのか?」。講談社現代新書の新刊、『新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか』 ...
トランプ関税の導入で急上昇が心配されたインフレ率(コアCPI〈消費者物価指数〉伸び率)は、2025年9月時点で前年比3.0%増と、政権発足時(1月)の同3.3%増からむしろやや減速している。米企業は自社製品の市場シェア維持を優先して価格転嫁を控え、関 ...
場当たり的に政策を軌道修正するトランプの流儀はおそらく今後も変わらない。国家安全保障戦略(NSS)に掲げた目標・方針と、現実の政策判断が乖離することはありうるだろう。しかし、NSSは政権の世界観を反映する。第2次トランプ政権で初のNSSには、かつて「 ...
トランプ大統領の一般教書演説は、アメリカの政治的分裂だけでなく、より深遠な問題を内包していた。 アメリカ国内において、非白人のアメリカ人や女性を対等な存在と見なすことを認めないのであれば、非西洋諸国、特にアジアやアフリカの国々や女性 ...
今回の国家安全保障戦略で最も重視されたのは、西半球における地域覇権の確立だ。ロシアは安全保障リスクとして扱われず、欧州については右派の伸長により「文明の消滅」を回避して、ロシアに向き合うべきだとされている。中国はアメリカから不当に富を奪い、社会・政治 ...
「アメリカ」は壊れつつあるように思う。それも、内側から蝕(むしば)まれ崩れつつあるように感じる。誇らしげに掲げてきたはずの「リベラルなアメリカ」という自画像が、内外のリアルな状況と極度に乖離(かいり)してしまっているのだ。
アメリカは分断と絶望へと引き寄せる強力な逆流の中にある。私たちの国家的誇り——進歩と団結を推進する原動力そのもの——は急速に衰えつつある。1998年、哲学者リチャード・ローティは警告した。「国家的誇りとは、国にとって自尊心が個人にとってそう ...
トランプ大統領の政策の中身については、あるべき国際的な理念をふまえて西洋諸国からも批判されているが、他方でその指導者としての多面性とその政策の意外な方向性にも目を向ける必要がある。 京都大学名誉教授の中西輝政氏と、前駐米大使の冨田浩司氏による対談から ...
筆者のアメリカでの在外研究もあと数カ月。昨年8月にシアトルに滞在をはじめてからの1年は、アメリカ社会の大きな変化を間近に見つめながら、その実態を考察する貴重な機会となった。 トランプ氏の再選、政権による移民排斥と自由民主主義への攻撃は ...
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ベラルーシで13日、政治犯ら刑務所に収監されていた123人が釈放された。著名な反体制派の政治家、人権活動家、ジャーナリストらが含まれている。日本のメディアは、日本人も1人いると伝えている。
2025年12月13日、シリア中部のパルミラ付近でのアメリカ軍とシリアの内務省の高官会合に対する襲撃事件が発生、アメリカ兵2人、通訳のアメリカ人1人が死亡した。また、この他アメリカ軍の3人が負傷したようだ。アメリカ軍はこの襲撃を「イスラーム国」の者に ...