中国の共産党政権はこのまま維持されるのか。つまり、これまで以上に独裁的な政治体制になるのか、あるいは国際社会が期待するように民主化し、世界政治が「歴史の終わり」を告げるのかについて、世界中が注目しています。それがどのように推移 ...
中国の習近平国家主席と人民解放軍との「政治闘争」が、いよいよ佳境に入ってきた。これまでに習主席の側近幹部らが腐敗摘発などでその座を追われ、軍の伝統的な主流派である陸軍が習主席の影響力を排除し、人事面で支配権を握ることに成功している。
崩壊すると言われながら長い間崩壊しなかった中国経済がついに崩壊し始めた。一時は、「中国崩壊説の崩壊」などと揶揄されていたが、やはり不自然なことはどこかで限界に突き当たる。 バブル崩壊後の中国について考えてみたい。それには日本のバブル ...
米中の対立が激化している。その背後には中国を脅威とみなす米国の現状認識がある。その根本原因の一つは中国のあくなき軍拡だ。中国に攻め込む意図を持つような国が見当たらないなか、なぜ彼らはそこまで力を欲するのか。 日本の自衛隊は、誰が見て ...
習近平政権に弱点はあるのか。元防衛省情報分析官・上田篤盛さんは「一強体制の強固さは、脆さの裏返しでもある。都市部と農村の格差や、不動産バブルの崩壊などによって中国社会の不満は静かに蓄積されつつある」という――。 ※本稿は、上田篤盛 ...
近年、中国の政治情勢が激変している。表面上は安定して見える習近平政権だが、その内部では深刻な権力闘争が繰り広げられており、軍事委員会での大規模な粛清、個人独裁化の進行、そして台湾問題を巡る軍部との対立など、体制の根幹を揺るがす事態 ...
このNoteシリーズでは、日本語に翻訳されていないが、安全保障や中国政治を研究する上で重要な英語文献を紹介している。今回は、ブルッキングス研究所のCheng Li (李成)による2016年の著作『Chinese Politics in the Xi Jinping Era: Reassessing Collective Leadership』を ...
今大会では、習近平総書記(国家主席)による、過去5年間の指導が改めて承認されている。習氏の政治理念が「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」と命名され、党の最高規範である規約の行動指針に記入された。中国の街中では、習氏が政治 ...
感染症は世界共通の脅威である。その解明のためには、一切の政治性を排し、科学に立脚した調査が尽くされるべきだ。 新型コロナの起源をさぐるため、世界保健機関(WHO)が中国の武漢でおこなった調査の報告書を公表した。 ウイルスがどこから来 ...
「国民の生活が第一」の小沢一郎代表は19日、都内で開いた自らが塾長を務める政治塾で講演し、中国の政治体制について「共産党独裁を続けるが、経済活動では市場原理を導入する。経済だけ自由で政治だけ不自由というのは長続きしない」と述べた。
日本にとって、今や世界第2位の経済大国となった中国の重要性はますます高まっている。しかし、尖閣諸島問題などの政治要因により、2012年の両国関係は大きく揺れ動いた。新指導部が正式に発足する2013年、中国の政治体制にはどんな“チェンジ”が ...