フォボスのサンプルは、JAXAが主導しつつも、世界各国の知見と技術を結集して取得されるものであり、特定の国に閉じたものではありません。その科学的価値は極めて高く、人類共通の知的資産です。サンプルの保管や分析には、厳格な基準を満たした専門施設が必要です ...
東京大学(東大)は2月27日、フッ素の起源天体に関して、これまで有力視されていた太陽の数十倍の質量を持つ「ウォルフ・ライエ星」(WR星)の寄与を検証するため、アルマ望遠鏡を用いて初期宇宙にある銀河のフッ素信号を探索したところ有意な信号は検出されず、銀河の性質に合わせて構築した理論モデルとの比較により、WR星が宇宙初期におけるフッ素合成の主要な起源ではない可能性を示したと発表した。 同成果は、東大大 ...
かつてないほど解像度の高いダークマターの地図が2026年1月26日付で学術誌「Nature Astronomy」に発表された。「ダークマター(暗黒物質)とは何か」という疑問は、物理学全般において最も重要で根強い謎のひとつだ。神秘に満ちたこの見えない物質は、望遠鏡では直接観測できないものの、銀河や銀河団といった大規模なスケールでなら、その重力が及ぼす影響を描き出せる。ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠 ...
そのような宇宙論が自然科学の課題として提起されるようになったのは、いつ頃からだろうか。おそらく、それは18世紀ドイツの哲学者イマヌエル・カント以降である。もちろん、それ以前にもデカルトやニュートンも宇宙論を唱え、遠い昔ギリシャの哲人たちも宇宙に関して ...
「文系のための科学本ガイド」は、「科学の一般読み物を、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたい!」そんな思いから生まれた、リレー形式の書評連載です。毎回、異なる評者の方が「これは面白い」「これは役に立つ」という科学の本を1冊ずつ紹介して ...
印刷ページの表示はログインが必要です。 米粒よりも小さく圧縮された宇宙が、大爆発とともにいまの大きさに膨張した――というのが宇宙の誕生に関する「ビッグバン理論」だ。 「大爆発を起こした主体は神」という説明をすれば帳尻が合うから ...
将来宇宙輸送システム株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:畑田康二郎、以下ISC)は、「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を宇宙でも。」をビジョンに掲げ、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業です。 このたび ...
天文学や宇宙科学の知識を問う第19回天文宇宙検定の3、4級に挑戦した長崎県佐世保市塩浜町の菊池渚さん(6)=祇園小1年=が両方に合格し、一緒に受検した父親の俊輔さん(43)も2級をとり、親子で検定合格を果たした。渚さんは「将来の夢 ...
3月20日に公開されるライアン・ゴズリング主演映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』より、監督を務めたフィル・ロード&クリストファー・ミラーのコメントが到着した。 『レゴ®ムービー』のロードとミラーが監督を務めた本作は、2021年5月の刊行直後にニュ ...
米NGO「Space Foundation」の報告書によると、世界の宇宙経済は、2024年に過去最高の6130億ドル(約94兆円)に達した。早ければ、32年に1兆ドル(約150兆円)を超える可能性があるという。 それを裏付けるように、ロケットの打ち上げ回数が加速している。内閣府によると、衛星の軌道投入に成功したのは、21年の136回から25年は316回にまで増えた。 人工衛星の「宅配便」めざすカイ ...
SF作品の中で科学的な正確性を追求した「ハードSF」というジャンルがある。前回、宇宙についてのハードSFの名作映画がどれだけ正確なのかを紹介したので、今回は宇宙飛行士の描写について考察をしていきたい。 ※必要に応じて参考文献を挙げるが、本稿 ...