日米の金融政策が影響するとみられるのが、長期金利とドル・円相場だ。日銀の利上げ期待と高市政権の積極財政に伴う国債増発懸念から12月8日に長期金利は1.970%に上昇(債券価格は下落)。2%台に迫る勢いだ。
2026年の日本経済の成長率は「0%台後半」と25年を下回りそうだ。ただし、物価上昇率が鈍化し、26年前半には実質賃金はプラス転じ、家計消費を下支えする。投資と併せ、内需が堅調を維持する。10人の専門家に、日本経済の行方を聞いた。
(ブルームバーグ): 日本銀行の植田和男総裁は19日、今後の金融政策運営について、0.75%への利上げによる経済や物価への反応をみて判断する考えを示した。同日の会合での利上げ決定後、記者会見で語った。
日本は今、歴史的な転換点に立っている。世界で地政学的な変化から国家主導へと軸足が移り経済安全保障の重要性が高まる中、日本は長く続いたデフレから脱却して名目成長の段階に入ろうとしている。企業の競争力を巡っては、人工知能(AI)などの技術革新が再定義を迫っている。大きな挑戦が必要な時代に、日本企業が「攻め」の成長投資に踏み込めるかどうかが、2026年の日本株を左右する。25年の総括 世界の波を乗り越え ...
世界経済の成長率は、中国経済の減速によって、ここ最近は年3.0%程度まで低下している。トランプ関税など世界の分断が進むなか、2026年の世界経済はどうなるのか。26年の世界経済を読み解く三つの注目ポイントやリスク、日本経済や株高の行方について展望する ...
2026年の日本経済の重要テーマは何になるだろうか。筆者は「人」が重要なキーワードになるとみる。具体的には出生数、外国人、労働者に注目が集まるだろう。 ■人に関するテーマ①:出生数~丙午のジンクスを乗り越えられるか ...
日銀が政策金利を0.75%と30年ぶりの水準への引き上げを決めた19日、長期金利が節目の2%台に到達し、26年ぶりの水準をつけた。「金利のある世界」の到来は本来、日本経済の復活を告げるサインのはずだ。現実には、高市早苗政権の財政拡張や国債増発の懸念を揺れる市場の悲鳴が入り交じる。日本は成長型の経済に向けた険しい岐路に立っている。長期金利が節目を超えて米国との差を詰めたのに円安がいっこうに収まら ...
帝国データバンクは12月12日、中国政府による日本への渡航自粛要請にともなう日本経済への影響についての調査結果を発表した。同調査は、2025年12月5日〜9日の間、1,197社に対してインターネットで実施したもの。
6月末から米国株の最高値更新が続いている。日本もようやく世界の株式市場の値動きに追いついた ドナルド・トランプ米大統領はTACOであったこと、石破茂首相は参院選で負けたことがそれぞれ株価上昇の要因となったREUTERS/Nathan Howard 日本がお盆の週に入っ ...