その初日となる12月1日は、東日本の団体が、静岡市の直系組織、六代目清水一家(総長=高木康男舎弟)本部を訪れることになっていた。静岡駅構内の改札口付近で捜査員が警戒して、来客の到着を待ち構えていた。
年の瀬になると、ヤクザ業界もせわしなさが一気に増す。さる12月1日から3日までの3日間、日本最大のヤクザ組織である六代目山口組・司忍組長が、全国の親戚・友好団体のトップと次々に会談を持ったのだ。ヤクザ事情に詳しいジャーナリストが解説する。
山口組と住吉会は、03年の北関東抗争など激しく対立した過去を持つが、近年は折に触れ、組織間の交流も見られる。また今年4月に六代目山口組が分裂抗争の終結を宣言した際にも、稲川会と住吉会がともに全国のヤクザ組織に働きかけ、業界の「総意」を取りまとめるため ...
6代目山口組の最中核組織である弘道会でトップの交代人事があった。ここ最近の組織事情に従えば「次の次」の山口組組長の最有力候補と目されるが、ここでは弘道会新トップの不思議な指詰め逮捕事案について触れておこう。 【写真を見る】「高山 ...