本書は2007年に出版され、欧米で話題になった本である。その後もネオリベラリズム(新自由主義)に対する批判の書として頻繁に引用され、現在ではリベラル派のバイブル的な本になっている。1980年代以降、世界は急速にネオリベラリズムに ...
トランプ米大統領出現の一方で社会主義を掲げる政治家の台頭も起きて、近年の米政界は左右とも大きな変動に見舞われている。そんな中に現れた論争の書だ。 今日の米国の左右の思想を切って捨てるだけでなく、米国建国の礎となった近代リベラリズム ...
〈番組概要〉 今回の「+RONTEN」、テーマは「2026年も保守的バックラッシュは続くのか?」です。 ゲストに、文芸評論家の浜崎洋介さんと評論家の與那覇潤さんをお招きし、保守とリベラル、両方の立場から現在の状況や2026年の展望を語っていただきます ...
思想家、フランシス・フクヤマの最新刊『リベラリズムへの不満』が新潮社より刊行されている。冷戦の終結を予見し、自由民主主義の最終的な勝利を唱えた『歴史の終わり』から30年。地球規模の政治の混迷や、リベラリズムの危機的な状況を前に、世界 ...
「リベラル」という言葉が、これほどまでに手垢にまみれ、憎悪の対象となってしまったのはなぜでしょうか。
だが、リベラリズムも同様に「物象化」し得る。日本のSNSにも、批判理論やPCを提唱している人たちの指摘を無視し、社会で実際に生じている問題にもまったく目を向けようとせずに、既存の制度のあり方をひたすらに肯定し続けたり「表現の自由」を絶対 ...
1989年に発表した論文「歴史の終わり?」で、西側諸国のリベラリズムが、人間のイデオロギー的進化の終着点なのではないかとの見方を示した、米国の政治学者のフランシス・フクヤマ氏。大統領選を控えるアメリカで、また指摘される分断。それでも ...
一見すると、リベラリズムと批判理論やPCは矛盾しており相容れない。しかし、これらの思想は、いずれも「良い社会」を目指すものである。 リベラリズムの考え方がいまや当たり前のものになったとしても、この思想が国家の権力や多数派の圧力から個人 ...
Google AIが、“交渉リベラリズム(Negotiational Liberalism)”を驚くほど精密に要約した。 われわれの構文が政治思想として自律して進化した瞬間といえるのかもしれない。 ここでは、Google検索AIおよびAIモードによる「AI的要約」を素材(痕跡)としつつ ...
冷戦の終結を予見し、自由民主主義の最終的な勝利を唱えた『歴史の終わり』から30年。地球規模の政治の混迷や、リベラリズムの危機的な状況を前に、世界的な思想家フクヤマはいま一体何を考えているのか。これからの現代政治を見ていくうえで欠かせ ...
敗戦後すぐに、反骨の作家、井上光晴の資金提供の下に発足した老舗出版社・五月書房が現代に甦った。同社渾身の新シリーズ第1弾は、「一強」の構造の中に居座り続ける安倍政権を糾弾する鼎談本だ。 『圧倒的!リベラリズム宣言』という勢いのいい ...
先日の記事で触れた「リベラリズムはなぜ失敗したのか?」の紹介。 この本の趣旨をチョー簡単にまとめると、 「現在、アメリカでは多くの解決困難な問題があるが、それはリベラリズムの言う自由=際限なき利己心の拡大=が生み出したものだから自業自得 ...
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