政府は12月19日、2026年度診療報酬本体を3.09%引き上げることを、高市早苗首相、上野賢一郎厚労相、片山さつき財務相による折衝で固めた。うち賃上げ等に1.7%を充当する。病院団体からは10%程度の引き上げ要望も出ており、それには及ばなかったが、2020年度0.55%、2022年度0.43%、2024年度0.88%など1%未満にとどまった過去の本体改定率を大きく上回る。薬価・材料等で0.8%強 ...
日本病院団体協議会議長の望月泉氏は12月19日、代表者会議後の記者会見で、2026年度診療報酬改定に関連し「物価が上昇していく状況で、今回の改定率も鑑みて期中改定は是非してもらわなければ、2年間同じ公定価格で行くのは難しいのではないか」と指摘した。2026年度改定で「2年間を想定した改定率が出ればいいが、そうはいかないのではないかと思うので、1年後処置をしていただきたい」とも述べた。
中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所特任教授)は12月19日、残薬対策について議論した。厚生労働省は残薬を確認した場合に医師が薬剤師に指示を出すよう処方箋様式を見直すことや、診療報酬上の評価について提案した。日本医師会常任理事の江澤和彦氏は処方箋様式を変更することについては慎重な姿勢を示した(資料は厚労省のホームページ)。
政府が12月19日に2026年度診療報酬本体を3.09%引き上げる方針を固めたことを受け、国立大学病院の病院長からは驚きや安堵の声が相次いだ。同日、都内で開催された国立大学病院長会議の定例記者会見に出席した各病院長の発言(要約)は以下の通り。
文部科学省は12月19日、世界最高水準の研究力を目指す大学を支援する「国際卓越研究大学」の第2期公募で、東京科学大学と京都大学を認定候補としたことを公表した。東京科学大は2026年4月から体制強化計画を開始、京都大は認定候補として最長で1年間、体制強化計画案の磨き上げを実施した上で計画を開始する。
中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所特任教授)は12月19日、個別事項に関してこれまでに出た指摘について議論し、その中で、健康保険組合連合会理事の松本真人氏は特定疾患療養管理料算定時の副傷病も含む傷病名の上位に2024年度診療報酬改定で対象から除外した高血圧が49.7%を占めることなどを指摘し「前回改定で除外し、生活習慣病管理料のもとで質の高い医学管理を受けることにしたはずだ。傷病名の組 ...
マイナ保険証の利用率に応じた医療DX推進体制整備加算について、12月19日の中医協総会で保険者などから廃止を求める声が相次いだ。従来の保険証の期限が切れた12月2日以降、マイナ保険証へ本格的に移行したことを受け、「役割を終えた」との指摘だ。診療側は「医療DXのコストが経営を強く圧迫している」などとして、マイナ保険証への対応などを評価する加算の存続を求めた。(資料は厚労省のホームページ) ...
交換留学生としてフィンランドで1年間を過ごしたあと、自宅浪人での地道な勉強を経て新潟大学医学部への入学を果たした相原先生。「愚直にひたむきに頑張ることだけが取り柄だった」という先生は、医学部5年のときに大変な悲劇に直面します。人生に大きな影響を与える出来事でした。各大学のOBをインタビューでつないでいく企画、新潟大学リレー・相原功志先生編の第2回目は医学生時代のお話です。
指定難病「NMOSD」(視神経脊髄炎スペクトラム障害)は、症状による視力低下や体の痛み、治療による外見の変化などから、おしゃれや外出に消極的になってしまう患者さんが少なくありません。そこでCaNoW(※)では、 2025年10月18日に開かれた『第2回国際NMOSDサミット NMOSDの未来を語ろう!』(主催:NPO法人日本視神経脊髄炎患者会)において、患者参加企画のファッションショーとトークショ ...
DoctorsLIFESTYLEの人気企画であり、今年で7年目を迎えた「医師の働きたい病院ランキング」。西の激戦区【近畿エリア】でも熱い戦いが繰り広げられました。 昨年のランキングでは、京都大学医学部附属病院が首位奪還を果たしましたが、果たしてその座を守り抜くことはできたのでしょうか。また、大阪・兵庫の有力病院の順位はどう動いたのか。最新のデータをもとに、近畿エリアの医師の皆さまの「本音」に迫りま ...
病床稼働率の向上や経営改善を目指して、宮崎大学医学部附属病院が2026年4月から土曜を診療日とすることを発表した。連休などに病床稼働率が大きく落ち込むため、今年度の平均の稼働率は81.2%にとどまり、経営悪化の一因にもなっていた。代わりに木曜を休診日とするほか、勤務シフトを工夫することで、働き方改革や地域医療機関の体制に影響が出ないようにする。
今日は訪問診療バイトの松田先生。同僚である村田教授の妻と患者さん宅へ車を走らせています――限界医局で奮闘する村田教授と、個性豊かな医局員たちの毎日を描く連載「村田教授と愉快な医局員たち」。どうぞお楽しみください。
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