日本経済新聞朝刊の経済教室面のコラム「やさしい経済学」は、経済に関連する幅広いテーマを取り上げ、気鋭の研究者が様々な視点からわかりやすく解説しています。「経済」初心者であっても、それぞれのテーマに関連した現状や課題、今後の方向性などをひととおり学べる内容となっています。今回のまとめ読みは、「求められる少子化対策」(筆書は鎌田健司・明治大学准教授、2025年12月5〜18日掲載)を取り上げます。
AI(人工知能)には“貧富差”拡大の危険が伴う。米国では製造業回帰の雇用効果が薄い中、AIが富裕層を潤す一方で中間・若年層を直撃する懸念がある。特集 『総予測2026』 ...
ノーベル賞経済学者アンガス・ディートンが、経済学の「罪」を告白。効率性至上主義が招いた格差と分断、そしてポピュリズム。リベラルが信頼を取り戻すには、経済学に「倫理」と「権力への視点」を取り戻す必要がある。シノドス編集長・芹沢一也が解説。
2022年11月、米オープンAIが生成AI(人工知能)モデル「チャットGPT」を一般公開すると、人間相手のように対話できる性能に世界中が驚いた。資本主義の本質を追究してきた経済学者・岩井克人氏の衝撃はとびきり大きかった。自身の資本主義論が揺るがされる ...
技術革新、イノベーションがどのように発生して経済成長をもたらすかというテーマに対し、大きな学術的貢献をした研究者らが受賞した。賞金の半分を受け取ったモキイアはイギリス産業革命の研究で知られる経済史家で、私も博士課程在籍中に、彼の論文をかなり読んだ。「 ...
『グローバル化と日本企業 国際収支構造変化とパフォーマンスの実証分析』 著者 伊藤恵子(千葉大学大学院教授) 慶応義塾大学出版会 5500円 ...
アギヨン氏が指摘する「他者との交流を通じて培われるソフトスキル」の重要性は、2025年のノーベル経済学賞を共同受賞したモキイア氏の洞察とも響き合う。例えばモキイア氏は著書『知識経済の形成 産業革命から情報化社会まで』の中で、人の暗黙知の重要性を再検討しつつ、命題的な知識(発見)と、実践的な知識(テクニック、技術)の相互作用こそが、経済成長において決定的に重要であることを指摘している。
経済学者・成田悠輔氏がゲストと「聞かれちゃいけない話」をする新連載。第10回目のゲストは、椎名林檎さんです。(全3回の後編/前編・中編を読む) ■成田悠輔の聞かれちゃいけない話 第6回冨永愛 日本のファッションは、このままでは駄目ですか? 第7回 ...
京都大学は19日、10兆円規模の大学ファンドが支援する「国際卓越研究大学」の認定候補になったことで記者会見を開き、湊長博学長が「意欲的な改革案だとして、高い評価を受けたと感じている」と述べた。「10年後の大学の姿などをわかりやすく明示するための検討をしたい」と速やかな認定を目指す意向も示した。2025年のノーベル化学賞を受賞した同大学の北川進特別教授も、理事(研究推進担当)・副学長として同席し ...
2026年のグローバル経済をどうみるか。世界で最も影響力のある経済学者の一人、ポール・クルーグマンニューヨーク市立大学大学院センター教授は「世界的な景気後退リスクは50%超」あると予測する。世界経済、そして日本経済の行方、抱える課題などについて聞いた ...
2025年11月28日、ガソリン暫定税率廃止が参議院でほぼ全会一致で可決された。ガソリン税を下げれば、ドライバーの負担は減る。この主張は一見すると理にかなっているように見える。
竹中平蔵〈たけなか・へいぞう〉慶応義塾大学名誉教授 1951年、和歌山県生まれ。博士(経済学)。一橋大学経済学部卒業後、73年日本開発銀行入行。81年に退職後、慶応義塾大学総合政策学部教授などを務める。2001年、小泉内閣の経済財政政策担当大臣、金融 ...