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京都府宇治市にある萬福寺(まんぷくじ)は、日本の一般的なお寺とは一線を画す、異国情緒あふれる禅寺です。 1661年に中国(明)から渡来した高僧、隠元(いんげん)禅師によって開創されました。日本における「黄檗宗(おうばくしゅう)」の大本山であり、当時の中国の建築様式や文化が色濃く残っています。 ☆主な特徴 1. 日本の中の中国:独特の建築と意匠 萬福寺の最大の特徴は、「明朝様式(中国風)」が守られている点です。 • 伽藍(がらん)配置: 建物が龍の姿を模して配置されていると言われています。参道にある菱形の石畳は「龍の鱗」を表しています。 • 蛇腹(じゃばら)天井: 屋根の裏側がアーチ状になっており、龍の腹を表現しています。 • 卍(まんじ)くずしの勾欄(こうらん): 手すりのデザインが独特の幾何学模様(卍くずし)になっており、中国情緒を感じさせます。 • チーク材の使用: 国宝の「大雄寶殿(だいゆうほうでん)」などは、日本では珍しい東南アジア産のチーク材で造られています。 2. 隠元禅師がもたらしたもの 隠元禅師は仏教だけでなく、当時の中国の最新文化を日本に伝え、江戸時代の文化に大きな影
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